(分類:土地活用全般)
大阪府 50代 男性
- Q -
先日、不動産業者から「隣地と共同利用でテナントに土地を貸しませんか?」という提案を受けました。事業用定期借地なので、「こちら側の負担もない」とのことです。当方として、何か気をつけるべきことはありませんか?
- A -
先ず、考えなければならないことは、「所有されている土地が単独では利用価値がないのか?」ということです。道路に対して間口がせまい、面積が足りない、地形が悪い、などの理由で、単独では利用に支障があるような土地の場合、隣地と共同利用することによって利用できるようになるのなら検討する価値はあります。
注意すべき点は、以下のような点が考えられます。
(1)事業用定期借地では、10~30年の長期契約となりますが、どちらかの土地所有者が『契約期間中に土地活用をやめたい、または売却したい』ということがおこらないかということ。
(2)契約終了後、その土地は引き続き共同利用していくのかどうかということ。ただし、現時点で良好な人間関係であったとしても、相続後はどうかわかりません。
それぞれが単独で利用可能な土地なら、単独で利用するに越したことはないでしょう。