(分類:テナント賃貸)
兵庫県 50代 女性
- Q -
10年位前から、焼肉チェーン店に建物を貸しています。ハウスメーカーからの提案で、国道沿いの駐車場に店舗を建築し、テナントが内装工事・設備工事をしました。
先日、テナントから中途解約したいという申し入れがありました。賃貸借契約書には、退居時には原状回復して返すことが明記されています。最近、内装や設備をそのまま利用するテナントが増えて、内装・設備が残っている方が後継テナントを探しやすいという話も聞きます。
契約通りに、原状回復してスケルトンで退去してもらった方が良いのでしょうか?
- A -
”スケルトンの物件”と設備等が残っている”居抜き物件”、どちらが後継テナントを探しやすいかはケースバイケースです。「わからない」というのが答えです。
最近、居抜き店舗に出店するテナントが増えてきました。外食店舗では、焼肉やファミレスの業種に多く見られます。テナントによっては、設備が残っている物件にしか出店しないテナントもあります。一方で、スケルトン状態でないと出店しないテナントもあり、内装・設備の撤去費用は家主負担が条件、というテナントもあります。
ですから、テナントから退去通知が届いたら直ぐに後継テナントを探し、そのテナントによって、契約通り原状回復工事をテナントにしてもらうのか、内装・設備を残してもらうのかを判断するのが一番いい方法です。万一、退去通知期間内に後継テナントが見つけられないのなら、契約通り原状回復をしてもらった方が無難でしょう。
2013年11月 | ||||||
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